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PROJECT 3

明日生きてる夢をみた 

 

くるくると目が回る、歩けなくなる。
生きているだけで痛い、どこもかしこも痛い。

 

 



人間なんか嫌い、人間なんか好き。
そんなんどうでもいいけど。

写真を撮っている時は無心になれる。
考えたくない。

考えたくないから撮る。
だからそこに私の心は写っていないはず。

写真はとったその瞬間から過去のもので、

私の手をはなれ誰のものでもなくなる。
 

誰のものでもない、

私が撮った、

私の心の写らないもの、

写真

だけど

たくさんの人がその中に何かを感じて、

私との間に写真を挟んで、繋がる。


まるで目に見えないものを共有しているような、

不思議な感じ。
 

 


写真はわたしと人を細い糸でつないでくれるもの。


その細い糸をつたって、

人のそばにる時、

その一瞬はすごくあたたかく、

やさしく、
生きていることに対して心から感謝できる 。

 

やさしい気持ちになれる。
 

 


写真を愛するように自分自身も愛してやりたい。

そしたらきっと人も愛せるだろうから。



昨日見た夢の中ではみんな笑っていて、

私もきっと笑っていたと思う。
 

決して縮まらないはずの現在と未来との距離が

少しだけ近づいた気がした。

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