top of page

祈り


Instagramに、花だけの写真のアカウントを作りました。

最近、とてもおとなしく生活している。仕事以外では人とも会わず、そんなに撮影の仕事も入れず、

マイペースに生きている。ちょっと前の私なら、こんなにのんびりしていると、焦ったり不安になったりしていただろう。何かイベント企画しなきゃ!!と、ソワソワしていたに違いない。それを今やめてみた。ただその時に浮かんだことをこなしていく。家事、入籍後の処理、データの整理、たけしくんの仕事のお手伝い、散歩、買い物、HANANINGEN KYOTOの準備。そうこうしているうちに、たけしくんには毎日のように写真の仕事が舞い込んできている。そんな中で思いついた、Instagramのお花アカウント。

人に興味のある時期と、ない時期の差が激しい。今は、ほとんどの人に興味が持てない。というか、たけしくんと自分にだけ興味津々。それに対して、申し訳ないなぁとか、そんな風に思ったりしている。少しくらい会うくらいならいいけれど、何時間も一緒にいるのがどうも億劫に思える。聞きたい話もないし、話したいことも思い浮かばない。そんな時は、極力予定を入れないに限る。と、そんなことを思っているときに限って、お誘いが多かったり、私に嫌われてると思ってた、みたいな内容のメッセージが届く。

好きとか、嫌いとか、結構どうでもよくて、そもそもそこまで人に対して興味が持てない時期なのだ。かと思えば、めちゃくちゃ人に会いたくなったり、差が激しい。以前の私なら、多少無理してでも誘われたら会おうかなとか思っていただろうけれど、それもやめてみた。会える時には会えるし、会えない時は会えないものなんだと。興味が持てないのは、私の問題で、その人に何かあるわけじゃない。という弁解をしたくて、この記事を書いたのかも。好き嫌いのレベルを超えた付き合いのできる人だけが、周りにいてくれたらいい。たとえそれがものすごく少なくても。多少の罪悪感を持ちながらでも、自分の気持ちに正直に生きていると、どんどんインスピレーションが湧いて出てくる。仕事も捗る。いいことだらけ。思う存分、他人に興味持たない時期を過ごしたら、また自然と、みんな大好き〜愛してる〜そんな時期がやってくる。移り変わらないものなんてないんだ。

この前、もう一つあきらめたことがある。「たけしくんさえいてくれたら、他の誰にどんなけ嫌われてもいいや」それってもしかしたら、寂しいことなのかもしれないけれど、それで十分。あの人の愛情は、本当に深い。一緒にいるだけで、スカスカだった自分の内側から、自分を満たすことができた。そのくらい潔くいられたら、なんだってできる気がする。もうええわ。これが最近の口癖。

「祈り」私が写真を撮る行為って、祈りなんじゃないだろうか。特に、花の写真を撮る時。撮影する行為そのものが、私のこの世界に対する祈り。私含め、誰もができるだけしあわせでいてほしい。優しい気持ちでいてほしい。ここ最近、他人に興味があろうがなかろうが、ムカつこうが好きだろうが嫌いだろうが、とりあえず思いついたら目の前の人のしあわせを祈ることにしている。何の意味もなくていい。すぐに忘れてしまってもいい。でも、やってみたら意外と気持ち良かった。できるだけ続けたいな、と思って、Instagramの花アカウントを作ったのだ。1枚花の写真をアップするたびに、祈る心を思い出せたらいいなと思う。

最新記事
アーカイブ
カテゴリー

© 2014 by MIYABI. Proudly created with Wix.com

bottom of page